2018年07月11日

平成30年度宮城県・岩手県林業経営者協会合同現地研修会


平成30年7月5日,6日に宮城県・岩手県林業経営者協会合同による現地研修会に参加してきました。

今年は岩手県を会場とし、一戸町・久慈市・盛岡市好摩で現地研修を行いました。

盛岡駅に集合し、1日目は一戸町のバイオマス発電所を見学です。
集合時はあいにくの雨でしたが、現地に着いた時は何とか止んでくれました。

発電:株式会社一戸フォレストパワー
販売:御所野電力株式会社
燃料化:株式会社一戸森林資源

原料として地域の低質材や背板をチップ化し、ボイラーで燃焼、蒸気を発生させてタービンを回して発電します。

年間12万トンの原料を使用するため土場には丸太が山積みになっていました。
原料を絶やさないようにローダーがビュンビュン走っていたのが印象的でした。


ボイラーは高さ20m以上あり、かなり巨大です。発電量は6,250kWhということでバイオマス発電所としては中堅クラスでしょうか?さらに大きい発電所の大きさや原料の収集が気になります。


ちょうど燃料用に運ばれてきた丸太の写真です。
パッと見た感じでは合板用で使えるのもありそうなのですが気のせいでしょうか・・・?



その後は久慈に移動し、道の駅「やませ土風館」を見学しました。

展示されている山車が迫力があります。これでも実際使うときよりも各部分を縮めて展示しているそうです。

ここで買ったサンマの炊き込みご飯の素が美味しかったのでまた買おうと思います。



2日目は久慈の木質バイオマス熱供給施設を見学しました。

地域材を使って発生させた熱を、同敷地内のしいたけ園に供給しています。

燃料には主に地域の製材所やチップ工場から出たバーク(樹皮)を使用します。
発生した蒸気で、菌床ブロックの殺菌を行っていました。また、温水が地下配管からしいたけ栽培ハウスに通り、冬場の暖房にも利用しています。

殺菌→冷蔵→クリーンルームで密封→ハウス内で栽培 の流れで、4ヶ月でしいたけが発生するようです。原木栽培だと駒を打ち込んでから1〜2年かかるのでえらい違いです・・・。
しいたけが発生したブロックからは6ヶ月ほど収穫できるようです。


ハウスは敷地内に60棟あり、1つのハウスに1万5千個のブロックがあります。


ハウスの多さもすごかったですが、ブロックが並び、全てからしいたけがでている様子も壮観でした。


しいたけを発生させるため、ブロックをハンマーで叩いて刺激を与えるようです。叩いた日付や回数もしっかり記録されていました。

従業員の方も大勢いたので、熱供給が地域の産業や雇用に貢献している例を見ることが出来ました。

その後は侍浜の保護林で赤松大径木を見て→二戸でお昼ご飯→盛岡へ向かいました。

最後は当社でもお世話になっている杢創舎様の作業場を見学しました。

大工さんが昔ながらにチョウナやマサカリで赤松をはつっている所を見ることが出来ました。
姿が見える前からカンカンと聞こえる音、姿が見えたときの真剣な姿が素敵でした。


杢創舎様の在庫や曲がった木の使い方を見た時は、参加者の方々も驚いているというか、感嘆しているような様子でした。

2日間の工程で木の様々な使い方を見ることが出来て、かなり密度の濃い研修でした。参加者の方々、見学させていただいた皆様、ありがとうございました。
タグ:森林経営
posted by 三田農林さん at 11:06| 森林経営